株価ランキングの「値上がり率」って何?

株価ランキングの値上がり率とは、銘柄の株価に対して動く数字を倍率にしたものです。
例えば100円の銘柄が10円の変動があった場合には10%の変動になり値上がり率は10%です。
この値上がり率が高ければ高いほどその銘柄の価値が変動していることを知ることができるもので、パーセンテージの表現でその株価の上昇を知ることができます。

一方で値上がり率は必ずしも取引高とは連動しない点に注意が必要です。
もともと取引高が低いと値動きが荒くなりやすく株価ランキングでも特に上位に出てきやすくなります。
特に取引高が低いとせっかく買っても売ることが難しくなり、損をするリスクもあります。
これは値上がり率も値下がり率も同様で注意が必要です。
ただ取引高が少なくても株価ランキングの値上がり率に出てくる銘柄はそれだけ値上がりが期待できるということでもあり将来的な取引銘柄の候補として使うことができます。

しかし、値上がり率だけを見てトレードするのはリスクが高いものです。
株式投資の基本は低い時に買って高い時に売るというのが常道ですが、値上がり率ランキングに出てきた時点でその銘柄の値上がりがピークに達している可能性があります。
値上がり率ランキングの上位に現れる場合には、その理由として業績が好調やグッドニュースが流れたことで株価が上昇しているケースと、一時的に買いが入って動くケースなどがあるためです。

また株価の過度な上昇は利益確定売りが出やすくなることでも知られます。
これは現在の投資ではある程度の値上がりをすれば損益を確定させるトレードが主流なためです。
このため現代の株式取引においては今日値上がり率ランキングのトップにいても明日も値上がりが続くとは限りませんし、場合によっては明日には値下がり率ランキングのトップに出る場合があります。
このため銘柄がどのような理由で株価が高騰したのかをしっかりと調べることが大切になってきます。

値上がり率が動きやすい銘柄のタイプとは

値上がり率が動きやすい銘柄のタイプは、低位株やボロ株と呼ばれる比較的流動性が高いものが中心です。
値がさ株などは取引するためには大量の資金が必要であり、簡単には株価が動くことはありませんが、低位株やボロ株は少ない資金から投資が可能ですから、変動率が高く値上がり率ランキングにもよく顔を出してきます。

ただし、すべての銘柄が対象になるわけではなく浮動株が多い銘柄などが中心ですし、またその時に話題となっている銘柄が中心になってきます。
話題があればそれだけ注目されるので取引が活発になるためで、また取引高が普段から少ない場合には、より急激に変動する可能性があります。

また値上がり率ランキングは、すべての取引所を合算したものと取引所別にランキングしたものがありますが、値上がり率が高いのは新興市場の銘柄が中心です。
理由はやはり出来高が少ないことです。
東証一部の場合には取引高が多い一方で値上がり率も20%程度ですが、新興市場の銘柄では30%を越えるものもあります。
また新興市場に上場する銘柄の多くはベンチャー企業が多くグッドニュースが流れやすい傾向にあるのもその理由です。

現代の値上がり率に出やすい銘柄の業種としては、IT系やバイオテクノロジーが中心です。
一方でたまに顔を出してくるのが低位株やボロ株などで、この場合にはグッドニュースが出ることで値上がりしたり、または一時的な買いが入ることで上昇してきます。
この一時的な買いで注意すべきは、仕手株である可能性があるということです。
これは仕手筋と呼ばれる集団が意図的に株価の吊り上げを狙って行うもので、このため値上がり率ランキングに出てきた場合には、値上がりした理由をしっかりと把握することが重要です。